世の中にいろいろな技術系のニュースが毎日配信されておりますが、ピックアップしてまとめていきます。

Windows上のPHP8.0以降もサポートしない

下記の記事によると以下の状況になるようです。Windows上でPHPを運用している方は注意したほうがいいですね。実行できないわけではないですが、Microsoftによる「PHP」開発のサポートはないという前提で運用が必要かと思います。

・PHP7.2 は11月にサポート終了

・PHP7.3 はセキュリティFixのみ11月まで対応

・pHP7.4 は1年はBug Fixして次の1年はセキュリティFixのみ対応

・PHP8.0 以降についてはサポートするつもりはない

https://externals.io/message/110907

We know that the current cadence is 2 years from release for bug fixes, and 1 year after that for security fixes. This means that PHP 7.2 will be going out of support in November. PHP 7.3 will be going into security fix mode only in November. PHP 7.4 will continue to have another year of bug fix and then one year of security fixes.

We are not, however, going to be supporting PHP for Windows in any capacity for version 8.0 and beyond.

 

Linux/Apple/Microsoftも用語の変更を行うよう

先日、MySQLが使用する用語の変更を行うと言っていましたが、LinuxやAppleも同様に変更するようです。

どうやらSlaveとかBacklist(Black的な感じ)とか、一般的に良くないような用語を排除する流れがあって、変更しているようです。(例のBlack事件もあったりして加速しているかと)

IT全体の流れになりそうですので、MySQLだけでなく注意していきましょう。

https://www.zdnet.com/article/linux-kernel-developers-unveil-new-blm-coding-style-to-avoid-words-like-blacklist/

https://www.zdnet.com/article/github-to-replace-master-with-alternative-term-to-avoid-slavery-references/

https://developer.apple.com/news/?id=1o9zxsxl

 

2500本ものiOSゲームアプリが中国のストアから削除

前から指摘はされていたようですが、有料ゲームおよびアプリ内課金のゲームに対して、中国の検閲団体の1つである広報出版総局からライセンスを取得することを義務付けていたが、取得していないアプリがBanされたようです。削除が実際に発動したということで、今後有料系ゲームを中国でリリースする際には注意が必要です。

7月第1週に2500本超のiOS用ゲームが中国App Storeから削除される

 

EUで、終了にも制限が・・・

いろいろな制限がかかるEUですが、30日前にはサービスの終了などのアナウンスをして終了する必要があるようです。そのため、いきなりサービスを終了したらいけなくなるようです。(セキュリティの問題とかでいきなり終了とかいくつか条件はあるようです)。日本としてはそのような制限はないですが、ユーザーにとっては困る話ですので、「会社」としてはそのようなアナウンスができるように機能を組み込んで置くべきでしょうね。(サービス終了を前提に考えるのは気分がいいものではないですが)

※以下に英語ですが、アプリに関するニュースがまとまっているので、ぜひ読んでみてください。

This Week in Apps: US tops China on downloads, EU regulates app stores, Instagram takes on TikTok

 

FlutterがLinuxデスクトップ向けアプリも作れるようになる

まだアルファ版のようですが、FlutterでLinuxデスクトップ向けアプリも作れるようになりそうです。弊社ですとスマホアプリ開発が中心なので、Flutterと聞くとiOS/Androidのクロスプラットフォームのイメージが強いですが、その幅を広げていっているようです。クロスプラットフォームとなると、なかなかネイティブまで至らないこともあるので、使用する際には注意が必要ですが、プラットフォームが広がると、シェアも増えていく可能性があるので、今後の動向に注意ですね。

https://japan.zdnet.com/article/35156519/

 

Googleがデータを暗号化したまま処理する仮想マシンを発表

Confidential VMs というGoogle Cloud上でデータを暗号化したまま処理するより高度なセキュリティをもった仮想マシンを提供するとのことです。パフォーマンス面が問題がないかというのが気になりますが、昨今セキュリティについては重要な項目ではあるので、セキュリティを強く求められるような場合は採用も検討してもいいかもしれません。

https://cloud.google.com/blog/ja/products/identity-security/introducing-google-cloud-confidential-computing-with-confidential-vms

 

Kotlin 1.4 M3をリリース

以下の記事によると、以下のような変更が入っているようです。

・関数型インターフェースが標準ライブラリに追加

・新しいコレクション型の追加

・一部の浮動小数点数配列の廃止

・標準ライブラリアーティファクトに module-info 記述子を追加

https://www.infoworld.com/article/3566117/kotlin-14-m3-release-improves-java-module-support.html

https://blog.jetbrains.com/ja/kotlin/2020/07/kotlin-1-4-m3-is-out-standard-library-changes-ja/

 

※ちなみに、Kotlinのフリーコースを出したようなのでこれからの人は見てみても良いかと思います

https://developer.android.com/courses/android-basics-kotlin/unit-1

 

GitOpsって

今週のニュースではないですが、見ていた中でDevOpsとかはよく聞くけど、GitOpsって比較するとあまり世に出ていないので簡単に紹介します。

こちらの記事 https://itnews.org/news_resources/66146 に色々まとまっているのでこれを見てもらうのが早そうなので詳細は省きますが、概要としては以下です。

概念として知っておいてもいいかもしれません。

  • Kubernetesを前提としたCI/CD戦略
  • すべての設定をコード化、Gitで管理 →つまりすべてをGitで管理
    • 属人化したHackを防ぐ
    • デプロイ状態の確認を容易に
    • 開発だけでなく、運用作業もGitの操作で統一 (Git Revertでサービス巻き戻しとか)
  • 適切な関心の分離
    • 権限の分離
    • セキュリティリスクの抑制

その他参考情報:https://www.slideshare.net/linecorp/gitopskubernetes-cicd-pipeline

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