グッドデザイン賞受賞

祝!グッドデザイン賞受賞!!

以前よりご紹介させて頂きました通り、
弊社bravesoftが企画から参画させていただいたアプリ「農mers」 が、グッドデザイン賞を受賞いたしました!
多数のアプリやサービスがエントリーした中での受賞を、大変嬉しく思っております。
グッドデザイン賞の受賞には、本当にたくさんの方のお力添えがあったからに他なりません。

当記事は、アプリ「農mers」のディレクターをさせていただいた阿部(写真右)が努めさせて頂きました!

今回のブログではグッドデザイン賞とは何なのかという説明から、応募〜受賞までをご紹介させて頂きますので、
我々がどのような形で受賞したという紹介がメインですが、今後グッドデザイン賞の応募を考えている企業様も是非参考として頂ければ幸いです!

グッドデザイン賞とは


グッドデザイン賞(グッドデザインしょう)は、
「公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、
日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組み」(wikipedia)と定義されております。

グッドデザイン賞の理念


グッドデザイン賞はデザインの優劣を競う制度ではなく、
審査を通じて新たな「発見」をし、Gマークとともに社会と「共有」することで、
次なる「創造」へ繋げていく仕組みです。
グッドデザイン賞では常に我々が向き合うべき根源的なテーマとして5つの言葉を「グッドデザイン賞の理念」として掲げています。

  1. 人間(HUMANITY)|もの・ことづくりを導く創発力
  2. 本質(HONESTY)|現代社会に対する洞察力
  3. 創造(INNOVATION)|未来を切り開く構想力
  4. 魅力(ESTHETICS) |豊かな生活文化を想起させる想像力
  5. 倫理(ETHICS)|社会・環境をかたちづくる思考力

 

グッドデザイン賞の費用

エントリー〜受賞後までにかかる金額は以下の通りとなっております。

一次審査
・審査料 :¥10,800

二次審査

・審査料        :¥ 57,240
・展示スペース・展示台料:¥   6,480
・電気使用料      :¥  9,200
・パネル費用      :¥10,000(内容によって変動)

受賞展費用
・受賞パッケージ料 :¥159,500(展示パッケージ基本料+年鑑掲載料)
・電気使用料    :¥ 7,300
・コンセント使用料 :¥ 1,800

受賞後PRグッズ
・表彰状  :¥11,000
・額    :¥  5,500
・トロフィー:¥22,000

Gマーク使用料
・販売価格50万円未満       :¥ 220,000
・販売価格50万円〜500万円未満:¥ 550,000
・販売価格500万円〜     : ¥1,100,00
※ 販売価格がない場合は総事業費が基準となります
応募内容の規模に応じて異なりますが、
1次審査〜受賞〜Gマーク仕様で【¥400,000】前後が一つの基準料金となります。

詳しくは公式サイトをご覧ください!

 グッドデザイン賞の応募〜受賞までの流れ

2019年はこのようなスケジュールでございました。
応募・エントリーから受賞発表までざっくり半年位の期間が必要となります。

グッドデザイン賞の流れ

グッドデザイン賞「審査の視点セミナー」

応募のタイミングで、グッドデザイン賞運営事務局が主催する「審査の視点セミナー」の受講をお勧めします。

こちらは、ユニット(※)別に受賞する為の基準を説明してくれるセミナーになり、内容は、ユニット毎に異なります。
今回農mersが応募した「システム・サービス」での審査の視点は、
どれだけ斬新なサービスで、社会に貢献できるかという所にが重要であるかというご意見を頂きました。

その上で、デザイン(スタイリング)について推したい場合は、
そのスタイリングがどれだけ斬新なのか、他社との比較点などを交えながら説明しましょう。

※ユニット
商品やサービスによって領域別に応募対象をグループ分けした「審査ユニット」というものがあります。
「農mers」は「ユニット16(システム・サービス)」でエントリー。ユニットのカテゴリーは毎年変更になるため、エントリー時にはチェックしましょう。

グッドデザイン賞の審査に必要な製作物

  1. 一次審査用資料(+補足資料)
  2. 二次審査用説明パネル

グッドデザイン賞応募〜受賞まで2回の審査があります。

一次審査は書類審査となりますので、審査用の説明資料を作成する必要があります。

必要な資料は“どのようなデザインであるか”を審査員がジャッジできる資料となりますので、
メインのデザイン画像3枚。補足資料5枚。計8枚のJPGを農mersではご用意しました。

説明資料は、サービスや商品の概要や、アピールポイントをわかりやすく!!全体では4,500作品以上、ユニット別では200〜300作品以上の商品をジャッジする審査員の気持ちになって、メインの画像3枚で商品のアピールポイントが伝わるようにしましょう!

補足資料は必須ではありませんが、受賞を狙っているのであれば、登録することをおすすめします。

二次審査は実際に製品を展示し、実際に審査員の方に見て頂く形の審査となります。
決まった企画のスペースをご用意頂けますので、一般的には商品説明パネルと対象物、更にはパンフレットや動画などを展示いたします。

今回農mersではA1サイズの立てかけるパネルと机上に敷く為のシート型パネルを用意しました。
パネルは必須ではありませんが、審査員にわかりやすくアピールという点では、パネルがあったほうが有利ですのでお勧めします。
(商品の実物と、一次審査の説明資料でプレゼンされている方もいらっしゃったようですが)

机上に敷くシート型パネルは、
実機説明用スマートフォンの下に敷き、アプリの使用方法を説明するパネルになります。

二次審査のパネルは、受賞に至った際には受賞展にも利用できるので、二次審査が終わっても捨てずに残しておくことをお勧めします。

二次審査における対面型審査

二次審査の商品展示の審査は幕張メッセにて行われ、4,500点以上の商品を一同に並べ、審査されます。
希望すれば、審査員に直接プレゼンすることができます。
プレゼンができるのは、1応募につき1名となり、時間は3分程度です。

サービスを見るだけでは伝わらない部分もございますので、
実際に口頭で担当者が本サービスがどのようなサービスであり、どのような役割を果たすかを説明することをお勧めします!

受賞結果発表

そして2次審査を終えてから1ヶ月後、2019年は9月4日に、エントリーページにて受賞発表がございます!

bravesoftでは、受賞発表をパブリックビューイング風に、社内イベントにしました!

1/3の社員に見守られながら、ドキドキ…。
そしてページが更新され、農mersの受賞が確認できた際は喝采がおきました!
その後受賞のご報告をした際に、クライアントの池本様と井口様も大変喜んでくださり、今までの努力が報われました!

尚、エントリーページでの受賞発表は9月4日ですが、受賞を口外できません
受賞を社外に発表できるようになるのは、10月2日以降となりますのでお気をつけ下さい!(注:2019年において)
尚、下記の数字はアプリのみではなく今回の全エントリーの結果における数字を参考まで。

2019年度グッドデザイン賞受賞結果(カッコ内:対前年比)
受賞件数:1,420件(+67件)
受賞企業数:940社(-5社)
審査対象数:4,772件(-17件)

 

審査員からのグッドデザイン賞受賞評価コメント

参考まで農mersは受賞において、下記のようなコメントを頂きました。

人手が必要な農家と新規就農者や離農者のマッチングを手軽なアプリで実現するサービス。チャットや農スキルの登録、「農スキル」という言葉で農業における技術の定量化などにより、農業参加の間口を広げ、農家の人手不足解決を目指している。まだサービス・ローンチしたばかりであるが、社会課題を解決し得るサービスとしての期待から評価することとした。

 

グッドデザイン賞授賞祝賀会

参加した受賞祝賀会ですが、前述した通り1,500点弱の受賞作品があります。
1プロジェクトにつき、5人まで祝賀会への参加が可能です。

会場のグランドハイアットの2階と3階は黒山の人だかり(目測では2〜3,000人はいたかと…)
ドリンクの提供はありますが、食事はなく、人をかき分けて進む状態です。

祝賀会の会場に着いて、受賞者たちが真っ先にしておいた方がいいことが、3点あります。
「受付」「賞状の受け取り」「記念写真撮影」です。

受賞責任者には、受付で賞状受取券と撮影券が手渡されますので、受付を済ませたら、すぐに行動しましょう!
(少し出遅れると、撮影を待つ行列に1時間ほど並ぶこととなります。。。)

その後、メイン会場でベスト100の中から選抜されたプロジェクトのプレゼンが行われます。
メイン会場も黒山の人だかりで、まず歩を進めることができません。
大型ディスプレイでプレゼン内容を見ることとなります。

受賞祝賀会は、賞状の受け取りと写真撮影をする場になるかと思います。
後年まで残るものですので、服装などには気を使いましょう!

bravesoftとしての振り返り

企画やUX設計など、サービス概要が固まっていないところから参画させていただき、
アプリ開発のみではなく、ユーザー体験の設計から携わらせていただくことができました!

アプリデザイン(スタイリング)のみではなく、
ロゴデザインやアプリPR用のLP製作までご依頼いただき、
「農mers」というサービスにクリエイティブの部分で全面的に貢献できたと思っております。

更に開発においても「使いやすさ」「シンプルさ」を重視して開発を行いましたので、
実際に良い成果物を提供できたと考えております。

 

個人としての振り返り

グッドデザイン賞について、まとめてみましたので、
グッドデザイン賞を受賞したい方は、ぜひ参考にしてみてください!

当記事の日付などは2019年に限ることも多々ありますので、
2020年にエントリーされる方は、エントリー条件や日にちなどに関しては、グッドデザイン賞のサイトなどをご確認ください。

最後に個人的な謝辞をお伝えさせて頂きます。
この度はこうした機会を与えて頂いた池本様・井口様・水谷様をはじめとする株式会社マイナビの皆様、
そして弊社bravesoftの社長の菅澤を始め、プロジェクトマネージャーの王、デザイナーの井上など…
色々な方のご支援で、グッドデザイン賞の受賞が叶いました。

bravesoft入社時に、社長と約束した「グッドデザイン賞受賞」が叶い、万感の思いです。
皆様、本当にありがとうございました!

祝・グッドデザイン賞受賞記念特集① 〜株式会社マイナビ様 インタビュー〜

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