こんにちは!猫大好きのT.I.です。だって猫おいしいんだもん!?
実家の猫は茶トラのメス猫8歳です。ボランティアのシェルターから貰ってきました。チャオチュールは贅沢覚えちゃうと大変なのでたまにしかあげません。こないだ猫ちゃん皮膚病にかかったのですが餌にお薬混ぜても薬だけ残しとるよ…。薬の飲ませ方調べたら無理矢理口の奥に押し込んで口ふさがないと駄目みたいですね。

という猫の話はさておき。

今回はQAの話(Quality Assurance : 品質保証)

QAって何ですか?って私も昔は疑問に思ってました。QCと何が違うの?とか。

QCを知っていたのは若い頃に見たTV番組「電子立国 日本の自叙伝」の影響だと思います。「歩留まり」という言葉を知ったのもこの番組のおかげです。書籍も全巻持ってました。

歩留まり(Wikipedia)

電子立国 日本の自叙伝(Wikipedia)

電子立国 日本の自叙伝(NHKオンデマンド)

NHKオンデマンドで見れます(有料)。非常に面白い内容です。半導体では一時的に世界の頂点に立った日本の歴史が一気に理解できます。ご興味有る方は是非。

 

Introduction


まずは基本的な考え方、経緯、歴史の紹介などを簡単にご説明します。

最初に略語の意味ですが、

  • QC(Quality Controls : 品質管理)
  • QA(Quality Assurance : 品質保証)

となります。

2つの違いを簡単に。

QCは…

「品質管理」そのもの
PDCAを継続的に回して改善し続ける
当事者である開発(製造)部門を中心とした改善活動(KAIZEN、カイゼン)

従ってQCには終了がありません(でもこれはこれで重要なのです)。

 

QAは…

顧客に向けた第三者(社内人員でも可能)の検査&保証
対象の製品・サービスの合否を客観的に判定することに重きを置く

お客様視点
コストパフォーマンス視点

という観点から合格基準を満たしているかを検査、判定する取り組みです。

従って QAは合格基準を満たせば「終了」となります。

しかしQA、QCはどちらも

品質の向上
品質の維持

を意味しています。
QA、QCはどちらも重要なのです。

 

The cause of a degradation in quality


そもそも何故品質は下がるのでしょうか?

基本的には様々な「バラツキ」が原因です。各工程などでバラツキが生まれてしまうのです。

製造業、工業製品はバラツキにより歩留まり率が低下します。つまり欠陥品や不良品が増えていきます。原材料費や製造コストのロスが大きくなり利益率も悪くなります。これはIT業界も形や表現方法は違えど、大きな意味では同じと言っていいでしょう。

バラツキは何故発生するのか?

(下記は一例です。業種業界にも依るしこれ以外にもたくさんあります)

顧客からの要求の誤認識
扱う原材料・素材(情報)が異なっていて一定で無い
工法・工程が一定で無く実行する度に異なる
作業する人が異なる
工程と工程の繋ぎ込みの失敗
引き継ぎ時の情報の漏れ、勘違い、意思疎通の失敗
その他、予測不能な偶発的な事件

等など…

それらの工程を組み合わせて開発を行った結果、バラツキのある製品が出来上がることになります。

つまり重要になるのは、

素材の管理
工程の管理(一定を保つ)
工程と工程の繋ぎ込み、連携(情報伝達)
作業する人のクォリティ(マニュアル化、情報共有方法)
バラツキの発見(報告、改善、反映)

などが鍵となります。

 

(写真はイメージです)

Photo of Tester person

 

The history of QC


そもそも…もっと基本に戻って、QAの前から存在していたQCの歴史を振り返ってみましょう。

第2次世界大戦時の米国の兵器生産管理が契機だったのです。

兵器という製品の品質を上げるため、そしてバラツキを減らすために統計学的手法を初めて用いました。戦争に勝つためです。コンピュータも弾道計算や暗号解読のために開発されたというのは皆さんご存知でしょう。戦争は色々な技術を発展させてしまうという側面を持っています。

もっと古くまでさかのぼると建築や農業等では用いられていました。
ただし属人的(職人的)手法、経験の伝承で科学ではなかったのです。

品質管理とは科学(サイエンス)なのです。

そしてQCから派生した手法も色々あります

シックス・シグマ
QFD
等など…

シックス・シグマは日本企業の品質の高さを研究した米モトローラ社が生み出しました。
QFDは日本人が生み出し、理論・手法を確立し実践を指導して世界中に広がっていきました。

というようにどちらも日本がきっかけで生まれたと言える手法なのですが。海外での導入の方が有名になってしまいました。

特にQFDは完全に日本人が生み出して立ち上げ、実践手法や広めていく組織(サークル形式、分科会、企業横断での連絡会)まで構築したのです。
QFDはWikipwediaでは多言語(9カ国語)で紹介されてますが現在日本語のページはありません…。

https://en.wikipedia.org/wiki/Quality_function_deployment

ちなみに私はQFD生みの親の故赤尾先生直々に習ったことがあります!

閑話休題。

次が本記事で一番重要なポイントです。

QC to QA


なぜQCからQAと言われるようになったのか?についてです。これも幾つか理由や時代背景などがあるので下記が全てでは無いのですが主要なところだけ。

お客様視点、ユーザ視点の欠如
コストパフォーマンス視点の欠如
抱えている本業務と平行しての作業(サービス残業…主に日本での話ですね)
ISOとの同時作業が困難
目的を失って惰性で続いている

などの理由で継続が困難になっていきました。

そこでもう一度QCとQAの違いを他の視点から表現すると。

QCは出荷するまでの管理
QAは出荷後の顧客満足度までを考える

となるのです。

 

今回はここまで。

次回(があれば)QAについてもう少し掘り下げたいと思います。

それでは、また。

バケーションで南国の島より帰国途中の日航機の中で筆。

T.I.


あ、バケーションも日航機も嘘です…会社です…写真は10年以上前の…(^_^;)

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